・お子さんが「予定の見通しを立てられない」とお悩みの方におすすめの手作り教材
・その日行く場所、会う人を一目で分かるように写真を使う
自閉症の特徴として、息子はその日の予定を言葉で伝えても理解できない時があります。
そこで使っているのが「目で見て分かるように提示」する支援方法。写真入りの週間予定表(スケジュール表)を食卓の壁に貼り、毎朝一緒に見る習慣をつけました。
すると予定を把握できた瞬間、息子は明らかに安心した様子で、それまで自分の身に何が起きるか分からないことをいかに不安に感じていたかということに、私は初めて気付きました。
「昨日」「今日」「明日」
息子が字が読めるようになってからは、各写真の下に簡単な文章を添えました。更に「昨日」「今日」「明日」という概念を教えるために、曜日の上にそれぞれのラベルを貼りました。(ラベルは毎日1日分横に動かせるように、貼ってはがせる粘着剤を使用。)
食事中に「今日は何する?」「昨日は何した?」「明日は何する?」という会話をするときに一緒に見るようにしています。
ここがポイント
息子の場合、絵やイラストよりも実物の写真を使ったほうが理解しやすいようなので、行く場所、会う人の写真を実際撮って印刷しました。
その際、息子にとってなるべく馴染みのある部分を撮りました。
【例1】学校の写真→一瞬しか見ない校門や建物の外側ではなく1日何時間も過ごす教室の内装
【例2】水泳教室の写真→建物の外側ではなく、息子が実際泳いでいる様子
【例3】勉強の時間を示す写真→息子が使っている学習アプリのスクショや学習ノート
写真の下に添える文章も、息子目線で「I go to (学校の名前)」「I study with (セラピストの名前)」のように一人称を使い、なるべくシンプルかつ具体的に書きました。
モンキーのメモ
✏️写真を撮る時は、お子さん目線で馴染みのある箇所を捉える。
✏️毎朝、週間予定表を見ながらその日何するのかを声に出して言うことを日課にする。
▼月予定表の使い方はこちら
視覚優位を活かした日常生活の工夫
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