・何度も貼り替えながら指先の訓練、想像力の育成、言葉の練習ができる
・持ち運びが便利なので外出先で遊べるおすすめのおもちゃ
息子は自閉症の特徴として指先が不器用なので、楽しく指を鍛えられるおもちゃを常に探しています。
今回は、そんな中で発見したおすすめの海外製品をご紹介します。これ一つで指先の訓練、想像力の育成、言葉の練習ができます。
息子が長いこと楽しく遊んでいるのが、Melissa&Doug(メリッサ&ダグ)のステッカーパッド。メリッサ&ダグはアメリカの木製知育玩具メーカーで、我が家では他にも鍵の開け閉めのおもちゃやスタッキングブロックが大活躍しています。
ステッカーパッドは何種類かあり、どれも静電気を使って何度も貼って剥がせるシールが200枚前後入っています。日本では現在「プリンセス」「野生動物」「恐竜」をテーマにしたものが購入できるようです。
台紙5枚前後とそれに合わせたシールのシートが入っていて、それぞれ本体から外せるので、お気に入りのものだけをカバンに滑り込ませて携帯することができる、持ち運びにも便利なおもちゃです。
目次
指先の訓練
安いおもちゃで療育の記事でも触れたように、シール遊びは簡単のようで、息子は意外と苦労します。
まずシールを剥がすのに、片手で紙を曲げシールの端を浮かせ、それをもう片手の指の爪で捉えて指でつまむという動作。剥がしていく間にもゆっくり気をつけて剥がしていかないと、途中で細い部分(キャラクターの腕など)が破れてしまいます。
そしてそのシールを貼るときも、指にくっ付いて平たく貼れなかったり、貼りたい場所にきっちり合わせて貼るのに苦労します。
この点でステッカーパッドの優れているところは、紙ではなくビニールで出来ているので、少し荒く扱っても破れないことです。
また、台紙に貼り終えた後に「お片付け」を習慣づけ、一緒にシール用紙に貼り直すことで、1度に2回貼り剥がしの練習ができます。
想像力の育成
シールそれぞれの設定にイメージされた5枚前後の台紙が用意されていて、その上に自由に貼れるので、毎回違う絵を作れます。
こだわりが強い子には前回と違う絵にするように勧めたり、わざとおかしな構造にして笑いを誘い、コミュニケーションを取る機会が生まれます。
言葉の練習
シールを台紙に貼りながら、「〜の上に貼ろうね」「〜の横に貼るのね」と位置表現の練習ができます。何度も貼り替えができるので、毎回違う文章を作れます。
他にも、「プリンセス」ステッカーパッドの場合はプリンセスが何をしているか(踊っている、座っている、髪をとかしている)、何色の服を着ているかなど、「野生動物」と「恐竜」の場合は動物の大きさや色などの言葉を練習できます。
その際、わざと間違えてお子さんに訂正させるように仕向けると、より言葉が出やすくなることがあるので、試してみてください。
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