・言葉の練習が進むおすすめの手作りフォトブック
・馴染みのあるものや人の写真を使って発語の訓練
自閉症・言語発達障害の息子は、実際身の回りにあるものや知っている人の写真を使うと勉強に興味を示してくれます。そこで活躍しているのがフォトブック。
おすすめなのは、文字や写真を好きなレイアウトでアレンジできるタイプです。我が家では、見開きごとに片方のページに文字、もう片方のページに写真と大きく載せています。
今回はフォトブックの活用法を3つご紹介します。
(※息子の療育は英語で行っているので、フォトブックも英語で作っています。)
目次
「ぼくは〜です」(自己紹介)
最初に作ったのは「自己紹介」のフォトブック。
「僕の名前は〜です」から始まり、「僕は〜歳です」「これは僕の家です」「これは僕の車です」といった形で進み、後半は「アイスは好きですか?はい、好きです」といった質疑応答を載せました。
写真も息子が好きな食べ物やおもちゃの写真を実際に撮って使いました。
「ぼくの家族」
こちらは「僕の家族」というフォトブック。
「僕のママです」など家族の紹介から始まり、後半は動詞を学ぶために「ママが手を振っています」「パパが歯磨きをしています」など写真と共に載せました。
「どこ?」(位置表現)
こちらは「どこ?」というタイトルのフォトブック。
位置表現を勉強するのに使っています。息子のおもちゃや日常用品を家の中の様々な場所に置いて撮影し、「テーブルの上」「ベッドの下」などのフレーズを教えました。
私や夫が意外なところに隠れている様子も撮って、笑わせる作戦も・・・
ここがポイント
単語帳アプリや手作りスケジュール表の記事にも書いたように、息子はイラストより実際身の回りにあるものや人の写真を使ったほうが、発語の練習に興味を示してくれます。タブレットでの勉強が大好物ですが、絵本の読み聞かせも好きなので、手に取って大きな写真を眺めることができるフォトブックが嬉しい様子です。
フォトブックは自己紹介など、文章や質疑応答を丸ごと暗記して欲しい時に便利です。
フォトブックでなくても、普通のアルバムに写真と文章を合わせて入れたり、スケッチブックに写真を貼ったりするのでもいいと思います。
おすすめなのは、なるべく本物の「絵本」に見せかけるために、文字も写真も大きめに使うことです。
モンキーのメモ
✏️見開きごとに写真1枚と関連文章をワンセットで載せる。
✏️自己紹介など、丸ごと暗記して欲しい文章を学習する。