こだわりを崩す教材

自閉症児のこだわりを崩す手作り教材〜無料ダウンロード

おすすめ教材②日常用品の写真

※この遊びは、お子さんが使い慣れているものの写真やイラストを使うのが最適なので、我が家の教材は写真のみご紹介しています。お子さんに合ったものをネット検索して印刷することをおすすめします。

教材の作り方

お子さんの日常用品の写真やイラストをネット検索して印刷し、カードを作る。この時、複数の役割があるもの、一つの役割に当てはまる複数のものを混ぜる。

【例】
コップ → 水を飲む時、うがいする時、歯磨きする時に使う
スプーン → ヨーグルトを食べる時、カレーを食べる時に使う
鉛筆 →絵を描く時、勉強する時に使う
ナイフとハサミ → どちらも「ものを切る」もの
靴と長靴 → どちらも「履く」もの
帽子とヘルメット → どちらも「かぶる」もの
椅子とソファー → どちらも「座る」もの
兄弟共有しているおもちゃ → 「〜くんのもの」でもあり「〜ちゃんのもの」でもある

遊び方

①カードをごちゃ混ぜにしてから、床やテーブルの上に絵がハッキリ見えるように並べる。お子さんが選んだカードを入れる箱などを用意する。

②役割で分ける練習。

【例】「何かを切る時に使うものを、この箱に入れてごらん」と言って、ハサミとナイフを選ぶように促す。できたら、全カードを元に戻す。

【例】「足に履くものを、この箱に入れてごらん」と言って、靴と長靴を選ぶように促す。できたら、全カードを元に戻す。

③複数の役割を持つものを、連続で選ぶように仕向ける。

【例】「水を飲む時に使うもの」と言って、コップと水筒を選ばせ、全カードを元に戻してから、次は「歯を磨く時に使うもの」と言って、歯ブラシ、歯磨き粉と一緒にコップもまた選ぶように促す。よって、コップというものは「水を飲む時」と「歯を磨く時」両方に使うものだと教えられる。

④状況に合うものを選ぶ練習。

【例】「寒い日に着るもの」(次は「暑い日に着るもの」と問い、両方に当てはまる「靴」などを用意しておく)

【例】「家の中で遊ぶもの」(次は「外で遊ぶもの」と問い、両方に当てはまる「ぬいぐるみ」などを用意しておく)

【例】「朝ご飯食べる時に使うもの」(次は「夜ご飯食べる時に使うもの」と問い、両方に当てはまる「スプーン」などを用意しておく。

⑤所有者が複数いるものを選ぶ。

【例】「〜くんのもの」の次は「〜ちゃんのもの」と問い、どちらの時も兄弟共有しているおもちゃを選ぶように促す。

モンキーのメモ

✏️カテゴリ分けゲームで、どんな人や物でも複数の役割があることを教える。
✏️お子さんが好きなもののイラストや写真を使って楽しく遊ぶ。


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この教材の使い方

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