・言葉の遅れのため、発音がはっきりしない子どもと訓練する方法
・言語療法士さんおすすめの、手を叩きながら発音する指導法
息子は自閉症と共に言語発達障害があるため、2歳の頃は発語がなく、3歳でいくらか話せるようになってからも、発音が不明瞭でした。
今回はその当時、言語療法士さんが使っていた指導法をご紹介します。
言葉の音節に合わせて手拍子をする
言葉をゆっくり発音しながら音節1つ1つに合わせて手拍子をします。
例えば、「くるま」という言葉の場合、「く・る・ま」とゆっくり発音しながら、各音節に合わせて合計3回手を叩きます。
以下、我が家での流れです。(息子の第一言語は英語なので、療育も英語で行っています。)
①息子は「水(が欲しい)」と言いたいけれど、「water」の「ter」の部分しか発音できない。
②私は息子と目を合わせ、手を2回叩きながら「wa・ter」と発音して聞かせ、真似するように促す。
③それでも上手く発音出来ない場合は、「water」の最初の「ウ」の音だけを発音して聞かせるか、もしくは口を「ウ」という形にして見せ、ヒントを与える。
ここがポイント
上の例にあるように、我が家では息子が1日に何度も欲しがるもの(この場合飲み物)の言葉から始めました。お子さんがお気に入りのおもちゃやお菓子でもいいと思います。
1日に何度も欲しがるものから始めると、練習する機会が自然と生まれ、お子さんも努力したら欲しいものをもらえるのでモチベーション向上につながります。
おすすめのコツとしては、お子さんがほんの少しでも発音する努力をしてくれるまで、欲しがっているものを渡さないこと。
逆に、少しでも努力してくれたら正確に発音できていなかったとしても、欲しがっているものをすぐ渡して、たくさん褒めてあげてください!
モンキーのメモ
✏️最初はお子さんが1日に何度も欲しがるもの、いずれも簡単な言葉から始める。
✏️目を合わせてから練習を開始、難しい部分は頭だけ発音するなどをしてヒントを与える。
▼こちらもおすすめ
言語訓練の方法〜今すぐ家でできること【まとめ】