・ボタンかけの練習に便利な直径5cmボタン付き知育玩具
・代わりに家にある衣類を使って練習する方法
自閉症の特徴として、息子は指を器用に動かしたり指に力を入れるのに苦労するので、最初はボタンかけが苦手でした。
その時作業療法士さんに勧められたのが、アメリカ木製玩具メーカー、メリッサアンドダグ (Melissa & Doug) の「アクティビティベビーソフトブック 」(Dress Up Bear)という知育玩具。ボタンは直径5cmで留め外しも程よい難しさで、外側にはベルト、中にはチャックや紐も付いているので着替えの練習全般に便利です。
このおもちゃはAmazonなどで購入できます。ただ残念ながら日本では値段が高めのようです。なのでこの記事の最後に、代わりに家にある衣類を使ってボタン練習をする方法もご紹介します。
目次
ボタンを外す練習から
我が家ではボタンを外す練習から始めました。最初のうちは先に私がボタンをほぼ穴に通し、息子は最後に少し引っ張れば外れるという段階から挑戦。私が息子の両手の上に自分の手を重ね、慣れてきたら徐々にサポートを減らしていきました。
中に好きなものを入れる
「アクティビティベビーソフトブック 」の中にお子さんの好きなものを入れると、ボタンを外すモチベーション向上に繋がります。
我が家では、息子が学習アプリを使うのに必要な極太のスタイラスペンを入れました。ボタンを外してスタイラスペンを取り出し、ボタンをかけ直してから勉強を始めるという習慣をつけることで、ボタンかけの練習を自然に勉強の流れに取り入れることができました。
家にある衣類を使う
ただし、このおもちゃを買わなくても、家にある衣類で一番大きいボタンが付いているものを代わりに使っても充分良い練習になると思います。
▼おすすめ方法
①選んだ服をボタンが数個上に来るように畳み、形が崩れないようにピンなどで留める。
②首の部分からものを出し入れできるようにして、中にお子さんの好きなものを入れる。
③上に書いたように、ボタンを外したらその好きなものが取り出せるとお子さんに教え、遊び・勉強の時間に取り入れる。
我が家でも、このおもちゃをマスターした後は、家族の服をタンスから引っ張り出し、息子が練習で使うボタンのサイズを徐々に小さくしていきました。
最終的には、毎晩本人が着るパジャマを使い、これもマスターできたら、今度は実際着てからボタンをはめる練習に移りました。
モンキーのメモ
✏️ボタンを外すと中から好きなものを取り出せる仕組みにする。
✏️最初はボタンが穴にほぼ通った状態からスタート。慣れてきたら徐々にお子さんがやる部分を増やしていく。
✏️お子さんの両手の上に自分の両手を重ね、指先の動きを教える。
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