・シャボン玉遊びで言葉を引き出し、体幹を鍛え、指先の訓練もこなす
・テンポの速い遊びなので、数分に何度も繰り返しトレーニングができる
自閉症・発達障害の息子の早期療育の中で頻繁に登場していたのが、シャボン玉遊びでした。
今回は、シャボン玉遊びを通して行われた様々なトレーニングをご紹介します。
目次
言葉を引き出す
息子がまだほとんど喋らなかった頃、言語療法士さんがよくシャボン玉を使って発語の練習をしていました。
【ゲームの流れ】
①言語療法士さんがシャボン玉を少し吹く。
②息子が「もっと」と言うのを待つ。
③息子が「もっと」と言ったらまた少し吹く。
※息子が言葉を詰まらせたら、「も」と言ってヒントを出す。
バランス感覚や体幹を鍛える
理学療法士さんは、シャボン玉遊びを使って息子のバランス感覚や体幹筋を鍛えていました。
【シャボン玉を割ろうとして行う運動】
①つま先立ちして手を伸ばす。
②しゃがんで手で割る。
③片足で力強く踏んづける。
④両足でジャンプして割る。
順番待ちの練習・指先の訓練
一方、作業療法士さんは、シャボン玉遊びを通して、息子と順番待ちの練習や手先の訓練を行っていました。
順番待ち
シャボン玉道具を一つしか用意せず、お子さんと譲り合う。
指先の訓練
シャボン玉道具を指でつまみ、手の動きをコントロールしながらシャボン玉液の中にそーっと入れる動作を繰り返し練習する。
ここがポイント
シャボン玉遊びは簡単で速いテンポで進められるので、数分の遊び時間で何度も訓練を繰り返すことができます。
また、言葉の練習に飽きたらジャンプして割る遊び、それに飽きたら順番待ちの練習、というように変化をつけられるので便利です。
モンキーのメモ
✏️シャボン玉を使って発語や順番待ちの練習、粗大運動や微細運動の訓練を行う。
✏️テンポ良くゲームを進め、お子さんが飽きないようにする。