療育に役立つ絵本おすすめ5選【海外で大人気】

自閉症・発達障害児の療育におすすめ絵本10選

『ねこのピート だいすきなしろいくつ』

療育におすすめの絵本⑥

難易度:★☆☆
学べる言葉:色、ポジティブな表現

息子が「しろいくつ〜♫」とそれは楽しそうに歌いながら毎日下校してくるので、学校の先生に聞いたところ、このアメリカの絵本にどハマり中とのことでした。

超ポジティブ猫ピートは、新品の白い靴が汚れても「しろいくつ、さいこう!」と歌い続けます。そのポジティブな精神に勇気付けられ、子供心あふれるイラストには心を打たれ、リズム感抜群の歌には虜になります。

歌詞・楽譜付の参加型絵本なので、お子さんと一緒に歌いながら言葉の練習ができます

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『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』

難易度:★★★
学べる言葉:衣類、魚・釣りに関する用語

誰もが知っている『ピーターラビットのおはなし』。息子に大ヒットだったので、同じ絵本シリーズの他のお話を読み聞かせ、見事はまったのがカエルのジェレミー・フィッシャーの物語でした。釣りに出かけたジェレミーは、まずトゲウオに刺されたと思ったら今度は大きなマスに襲われ・・・という愉快なお話です。

イギリス人作者ビアトリクス・ポッターの絵本シリーズは子供宛に書いた手紙が元になっているだけに、文章は柔らかく、まるで語りかけられているようで、イラストも優しいタッチが魅力的です。それと裏合わせにストーリーはドラマチックでコミカル、そんなところに息子は惹かれたのでだと思います。

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『おおきなかぶ』

療育におすすめの絵本⑧

難易度:★☆☆
学べる言葉:動物、「引っ張る」という動詞

有名ロシア民話『おおきなかぶ』。おじいさん、おばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみと順番に登場し、必死におおきなかぶを引っ張りますが、なかなか抜けません。

「うんとこしょ、どっこいしょ」の掛け声と、「まだまだまだぬけません」といったリズミカルな文章はクセになります。そして最後の「やっとかぶはぬけました」の「やっと」をためて思いっきり大げさに読むと、息子は目をキラキラさせて喜んでくれます。

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『三びきのやぎのがらがらどん』

療育におすすめの絵本⑨

難易度:★★☆
学べる言葉:大きい・小さい、「誰だ?」

美味しい草を食べようと橋を渡る三びきのヤギたちは、橋の下に潜むトロルに襲われます。小さなヤギ、中くらいのヤギ、一番大きいヤギと、それぞれうまくトロルを躱せるのか・・・というノルウェイの昔話です。

カタコトカタコトと橋を渡り、可愛い声で話す小さいがらがらどんから、ガタンゴトンガタンゴトンと橋を揺らしてたくましくトロルをやっつける大きいがらがらどん。それぞれのセリフを違う声で読み聞かせると、息子は大喜び。トロルと戦う場面では、ちょっぴり怖い挿絵に釘付けになっています。

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『こんにちは あかちゃん』

療育におすすめの絵本⑩

難易度:★☆☆
学べる言葉:「ちいさい」、愛情の表現

遠くの町で、赤ちゃんが生まれた。そして次の日、またどこか世界の別の場所でもう1人赤ちゃんが・・・環境も肌の色も個性も違うけれど、赤ちゃんは皆愛おしい。そんな気持ちを教えてくれるオーストラリアの作品です。

お子さんに弟や妹が生まれてくるときに一緒に読むと、赤ちゃんとの接し方、愛情の表現などを教えてあげられます。繰り返し出てくる「ちいさなおててとちいさなあんよ」という言葉に合わせて、優しく手と足をくすぐったり、表紙の絵のように鼻に優しくチュしたり・・・

親にとっても、日頃の子育て、療育の中で、出産時の感動と子どもの愛らしさを思い出させてくれる貴重な作品です。

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※「学べる言葉」の例は私が訳したもので、実際の翻訳版と異なる場合があります。

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