自閉症児の粗大運動

体の中心線を交差して体幹トレーニング

・手足で体の中心線を交差するトレーニング
・指の力や体幹を鍛える

自閉症の特徴として息子は当初、手足を伸ばしたり大胆に動かすことを避けている傾向がありました。

その時に理学療法士さんから教わった、手足で体の中心線を交差するトレーニングをご紹介します。

体の動きに自信がないと右側にあるものは右手と右足、左側にあるものは左手と左足で動かしがちですが、そうではなく体の中心を交差して反対側にあるものを掴んだり蹴ったりする運動です。

ここがポイント

このトレーニングは毎日のルーティーンの中に自然に取り入れると効果的です。

【例①:食事の時間】
食事の時間にスプーンを置く場所を毎回左右変えて、反対側の手を伸ばして取るように促す。

【例②:勉強の時間】
勉強の時間にペンを設置する場所を毎回左右変えて、反対側の手を伸ばして取るように促す。

【例③:遊び時間】
おもちゃを掴む時やボールを蹴る時に「こっちの手(足)を使ってごらん」と逆の手足を使うように勧める。または、ツイスターのような手足を交差するゲームで遊んだり、太鼓や木琴演奏で演奏する時に体の中心線の交差して叩く。

モンキーのメモ

✏️周りの物の配置を頻繁に変え、掴む時に逆の手を使って体の中心線を交差するように促す。
✏️ゲームや楽器演奏などを通して、体の中心線を交差する練習をする。

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